昌園

奈良市奈良阪町生まれ。
平成4年、奈良阪町の氏神さん「奈良豆比古神社」式年遷宮御造替の際、記録集の編集を仰せつかったことから、郷土奈良坂の歴史研究調査を始める。
これを機に先人から受け継がれた歴史や伝統、語り継がれてきた伝説やよもやま話などを後世に伝えておきたいと考え、平成8年「奈良阪町史」を出版。近年は町の様子も大きく変貌し、世代交代と共に古き良き時代が忘れ去られようとしている。
奈良阪町を中心とした郷土の歴史や文化、その魅力をこのサイトを通して一人でも多くの方に知っていただきたい。

奈良豆比古神社 奈良阪町

奈良坂村の高札場「大和名所図会・巻二」

奉行所は町民の守らねばならない事柄を、触れ書の回達のほかに、木札にも書き、各所に掲示板をつくって建てた。これを「御高札場」といった。天和二年に出されたものがあるが、内容はそれぞれの札の名で示されており ...

伝説・よもやま話

紙芝居・おおかみのおんがえし

 

ひとりぼっちのおおかみと あるおぼうさんのおはなし とおいとおい 昔(むかし)のこと 一人のお坊(ぼう)さんが 奈良(なら)から加茂(かも)、笠置(かさぎ)へと、てくてく歩(ある)いていました。 むか ...

西福寺

西福寺

慈覚大師(じかくたいし)円仁が創立 重要文化財の仏像が安置されている 西福寺は、貞観年中(859〜877)に慈覚大師(じかくたいし)円仁(えんじん)が創立したもので、天台宗を奉じ唯心庵(ゆいしんあん) ...

奈良阪町

地名(小字)伝来

奈良阪町の町域は広い。東は緑が丘浄水場から西はJR関西線「平城山駅」界隈に至り、南は鴻の池、旧ドリームランドの一部を含めた周辺から北は奈良・京都府との境界に至っている。 「大和町村誌集・巻一」の明治1 ...

伝説・よもやま話

立石にいた春日山の狸

 

奈良阪町字立石(たていし)「緑が丘浄水場(じょうすいじょう)」の北側は畑で、この畑から続いて西方へは赤松や雑木が茂っていた。 ここに春日社の森から来た狸(たぬき)が住んでいたらしい。 この一帯は昭和5 ...

奈良阪町

奈良阪町史について

奈良阪町史 : 平城山の一隅を観る 村田昌三 著 詳細情報(国立国会図書館) タイトル 奈良阪町史 : 平城山の一隅を観る 著者 村田昌三 著 著者標目 村田, 昌三, 1936- 出版地(国名コード ...

伝説・よもやま話

小豆あずきの話

小豆が嫌いで命を落とした話(実話) 小豆は目出たい時、祝い事に赤飯として使われたり、またその年の占いに用いる(伝統行事、粥占い)など、昔から「験(げん)の良いもの(縁起の良いもの)」として日本人の生活 ...

伝説・よもやま話

鴻ノ池の水グモ

鴻ノ池は、現在奈良市立中央体育館(2021年4月1日から「ロートアリーナ奈良」と呼称)の西側に一部を残すのみで、昔の面影もない。昭和26年(1951)から奈良市が鴻池総合運動場計画として実施し、池の東 ...

奈良豆比古神社

奈良豆比古神社の翁舞

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昭和29年(1954)3月2日 奈良県指定文化財 昭和47年(1972)8月5日 国の無形民俗文化財記録選定 奈良豆比古神社で毎年10月8日の宵宮祭りに古式な翁舞が、町内「翁講中」の人たちによって奉納 ...

奈良阪町

奈良坂 地名の由来 

 

「奈良坂」は平安京から南都(なら)へ至る山越え、即ち「坂越え」から由来 奈良坂という地名は「平城に遷都」の前後に「平」の語源ができ、万葉集にも「なら・ならやま」の地名が見えることから、当地(奈良坂)は ...